悶々…

日本の伝統文化と言えば、茶道だ書道だ着物だと雅やかな芸術の世界を思い浮かべがちです。外国の方達へ紹介する日本文化の鉄板ネタとして、本屋に行けば詳しい解説書もたくさん見受けられます。

 もちろん、そんな「道」がつく世界や脈々と受け継がれて来た伝統は、私たち日本人が誇るべき文化財産ですし、学び得る豊かさはその人に深みを与えるでしょう。素晴らしい、素晴らしいよ、日本の伝統文化!

 

 しかしながら、私は疑問に思うのです。

 例えば、「お茶を飲む」「字を書く」といった日々の生活にある行為。

ペットボトルのお茶を飲んだり、のし紙の字を印刷することと、お点前のお茶をいただいたり、芳名帳に名前を記すことは、まったく”別もの”なのでしょうか?私たちが世界に向けて示したい茶道や書道といった伝統文化は、非日常的な芸術なのでしょうか?  

 忙しい中でも利便性を突き詰めず行為に向き合うこと――急須でお茶をいれたり、手書きで宛名を書いたり――が、実際には「茶道」や「書道」へ少し近づくのではないかと私は思います。特別難しいことでなく、ちょっぴり心の穏やかさが必要ですけれど日常の中に溢れた行為です。

 

 私自身お茶や書についての知識は微々たるものですが、まずは「知らないことを知る」ことも大切だと思います。日本の方にはそのきっかけを与えられるような、そして外国の方には日本の文化紹介の場として「大実験会vol.2」の企画をすすめていきたいと考えています。

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